浦江八坂神社(素盞烏尊神社)

浦江八坂神社(素盞烏尊神社)の基本情報

このあたりにかつてあった浦江村の鎮守として古くから信仰されている神社です。

ご祭神は素盞烏尊(すさのおのみこと)で、疫病退散、旅の安全、縁結び、安産のご神徳があります

境内には応神天皇の時代に百済から渡来した「王仁(わに)」を祀る「王仁神社」や、伊勢斎宮のお祓いの地である「野宮(ののみや)」の跡地とされる「野々宮社」などがあります。

当社の北200mほどには同じく王仁とゆかりのある大仁八阪神社もあります。

斎宮は「いつきのみや」とも呼ばれ、斎王の宮殿と斎宮寮(さいくうりょう)という役所のあったところです。
斎王は、天皇に代わって伊勢神宮に仕えるため、天皇の代替りごとに皇族女性の中から選ばれて、都から伊勢に派遣されました。

斎宮とは?|斎宮歴史博物館
正式名称素盞烏尊神社(すさのおのみことじんじゃ)
英)Susanoonomikoto Shrine
通称浦江八坂神社
八坂神社
浦江の八坂さん
所在地〒531-0075
大阪府大阪市北区大淀南3丁目3−25
電話06-6541-5810
参拝時間(開閉門)
社務所・授与所受付時間
公式サイトなどhttp://www.yasakasan.com/
創建不詳
旧社格村社
系列・信仰祇園信仰
神社めぐり

由緒・歴史

創建は不詳ですが、室町時代にはすでにこの地に鎮座しており、このあたりの浦江村(現在の鷺洲・大淀あたり)の氏神様として信仰されていました。

かつては神仏習合の神として「牛頭天王社」「祇園社」などととも呼ばれていましたが、明治5年に「素盞烏尊神社」と改称しました。

いまは「浦江の八坂さん」と呼ばれ親しまれています。

ご祭神

素盞烏尊(すさのおのみこと)

主なご利益

病気平癒
旅行安全
縁結び
安産

主な祭礼、行事

日程行事
1月1日歳旦祭
1月15日左義長神事
2月節分日鎮魂祭
2月17日新年祭
6月30日大祓
7月17日、18日夏祭
10月17日、18日秋祭
11月23日新嘗祭
12月12日鎮火祭
12月31日大祓・除夜祭

御朱印

行き方・アクセス

電車・バスでの行き方

大阪環状線「福島駅」より徒歩10分
阪神福島駅より徒歩12分

車での行き方・駐車場

摂末社

境内には王仁神社や八幡神社、野々宮社、斎宮社など4社の末社があります。

王仁神社

応神天皇の時代に百済より渡来し、「論語」や「千字文」を伝えたと言われている「王仁」を祀っています。

ご祭神王仁臣
主なご利益合格祈願・学業成就

八幡社

織田信長と石山本願寺の戦いにおいて織田方の拠点のひとつとなったことでも有名な浦江城。
その守護神として祀られていました。

ご祭神応神天皇
主なご利益合格祈願・学業成就

斉宮社

かつて内親王が伊勢斎宮に決まった際にお祓いをする場所であったことから祀られています。

ご祭神飯豊受皇女神
主なご利益合格祈願・学業成就

野々宮社

伊勢斎宮の儀式「卜定」「初斎院」の後に入るのが野宮(ののみや)です。
野宮は斎宮一代で取り壊される習わしでしたが、このあたりには野宮の跡地があったと言われています。

ご祭神飯豊受皇大神
主なご利益合格祈願・学業成就