長興寺住吉神社

長興寺住吉神社

長興寺住吉神社の基本情報

服部緑地の西にある長興寺地区の閑静な住宅街の中に佇む住吉神社です。

正式名称住吉神社(すみよしじんじゃ)
英)Sumiyoshi Shrine
通称長興寺住吉神社
所在地〒561-0875
大阪府豊中市長興寺北2丁目3番43号
電話06-6848-8940
参拝時間(開閉門)常時開放
授与所受付時間日中
定休日なし
公式サイト https://www.c-sumiyoshi.com/
神社めぐり

由緒・歴史、主な御利益

創建不詳
ご祭神・住吉三神(上筒男大神、中筒男大神、底筒男大神)
・神功大神 (じんぐうのおおかみ)
旧社格村社
主な御利益治水・祈雨
厄除け
航海安全
安産
総本社住吉大社

長興寺住吉神社の創建は定かではありません。

後柏原天皇の永正10年(1514年)に、室町将軍家からも雨乞いの祈願をされたと伝わっており、およそ600年の歴史を持つと言われています。

古くから水の神様として、干ばつや水害から守ってもらえるよう大々的な雨乞いの儀式が行われていました。

主な祭礼、行事

  • 歳旦祭(1月1日)
  • とんど祭(1月15日)
  • 祈念祭(2月17日)
  • 夏歳祭(7月31日)
  • 八幡祭・末社祭(9月15日)
  • こどもみこし祭(10月)
  • 七五三(11月)
  • 新嘗祭(11月23日)
  • 本例祭(12月11日)
  • 春日祭(12月27日)
  • 除夜祭(12月31日)

鍋いただきの神事

村の年長者が神社の北にある皿池公園で沐浴し身を清め、鍋をかぶり夜通し祈祷する雨乞いの儀式です。

古くから明治の末頃まで行われていたとのこと。

現在も皿池公園には「皿池は雨乞の秘事池」と書かれた碑が残されています。

また、その年によその村から長興寺に嫁いできた嫁が鍋を被って、住吉神社の前で雨を祈ると大雨が降るという伝承も残されています。

御朱印、授与品(お神札・お守り)

こちらが長興寺住吉神社の御朱印です。

こちらの社務所で御朱印をいただけます。

ただし、こちらの神社は基本的に宮司さんが常駐していません。

社務所の奥にいらっしゃる場合は、社務所の窓の横にあるインターホンを押すと出てきてくれます。

どうしても御朱印をいただきたい場合は、あらかじめ(06-6848-8940)まで電話して、いついらっしゃるか確認してからお参りするといいでしょう。

行き方・アクセス

電車・バスでの行き方

電車・バスでのアクセスはあまりよくありませんので、基本的に車で行くほうがよいです。

電車で行く場合は阪急宝塚線「岡町駅」から徒歩15~20分程度です。

バスを使うなら、阪急岡町駅か阪急曽根駅から、阪急バス38系統系統「桃山台駅前行き」に乗り、南桜塚3丁目下車徒歩2分ほどです。

車での行き方・駐車場

長興寺住吉神社には参拝者用の駐車場はありません。

宮司さんが神社にいらっしゃる場合は、神社の北にある裏門が開いているので、そこから車で入り、空いているスペースに駐車しておけます。

こちらが裏門です。

車のまま神社内に入り、空いているスペースに駐車できます。

門が開いていない場合は、宮司さんが不在で車で入ることはできません。

参拝レポート(境内の主な施設・見どころの紹介)

長興寺住吉神社に参拝してきましたので、写真とともに境内の紹介をしていきます。

神社の入り口(鳥居・神門など)

正門は西側にあります。

石造りの明神鳥居となっています。

神社の前には滑り台などの遊具があるちょっとした公園があります。

住吉公園という名前だそう。

住宅街の中にある神社なので、近所の子どもたちの遊び場になっています。

夫婦樫

鳥居の横に大きな2本の樫の木があります。

夫婦樫として古くから言い伝えられているようです。

手水舎

鳥居をくぐって左手に手水舎があります。

手水舎の隣には社記の立て札がありました。

住吉神社石造宝篋印塔基礎

社記の立て札の隣には「住吉神社石造宝篋印塔基礎」と書かれた立て札があります。

立て札の説明によると、長興寺住吉神社の境内にある墓地にある宝篋印塔の基礎部が豊中市の有形文化財となっているそうです。

ご丁寧に写真で説明してくれています。

宝篋印塔(ほうきょういんとう)は、墓塔・供養塔などに使われる仏塔の一種である。五輪塔とともに、石造の遺品が多い。

Wikipediaより

ちなみに宝篋印塔の基礎部についての立て札のすぐ隣にこんな立派な岩が置いてあったので、最初はこれのことか?と思っちゃいました。

これは多分、以前使われていた手水鉢だと思われます。

参拝路

社殿のある境内へはこんな階段を登ります。

車椅子やベビーカーの方など階段が無理な方には坂道でのルートも用意されています。

境内は砂地になっていますが、石が敷かれているので車椅子やベビーカーの方も安心です。

拝殿・本殿

こちらが長興寺住吉神社の社殿です。

豊中市近辺の神社は1578年の荒木村重の欄を織田信長が鎮めた際の戦火でことごとく焼失しています。

長興寺住吉神社の社殿も同じく焼失しており、1674年に再建されました。

再建の際に神社の位置は移動しており、元々は現在の履正社高校の近くにあり、現在も跡地が残っています。

末社

境内には愛宕大神と高靇大神を祀った末社があります。

ご祭神愛宕大神(あたごおおかみ)
高靇大神(たかおかみのかみ)
主なご利益火伏・防火
祈雨・止雨