高津宮の基本情報
仁政を施し聖帝(ひじりのみかど)と称される第16代天皇「仁徳天皇」を祀っている中央区高津にある神社です。
旧社格は府社。現在は神社本庁の別表神社です。
古典落語「高津の富」「高倉狐」「崇徳院」の舞台としても知られており、夏狂言の代表作「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」でも登場するなど、古典落語や文楽と関わりが深い神社です。
正式名称 | 高津宮(こうづぐう) 英)Kouzu Gu |
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通称 | |
所在地 | 〒542-0072 大阪府大阪市中央区高津1丁目1−29 |
電話 | 06-6762-1122 |
参拝時間(開閉門) | 6:00~17:0 |
社務所・授与所受付時間 | 9:00~16:30 |
公式サイトなど | http://www.kouzu.or.jp/ |
創建 | 貞観八年(866年) |
社格等 | 旧府社 別表神社 |
系列・信仰など | |
神社めぐり |
由緒・歴史
都を難波高津宮とし大阪発展の基礎を築かれた「仁徳天皇」を祀っています。
仁徳天皇は宮居としていた「難波高津宮」から見える人家から上がる炊煙が少ないことから、民衆の生活の苦しさを案じ、3年間租税を免除しました。
そのほかにも大規模な灌漑工事を行い、広大な田畑を開拓するなどの多くの業績から聖帝(ひじりのみかど)と称されています。
その仁政を慕い貞観八年(866年)、清和天皇の勅命によって創建されました。
当初は難波高津宮の旧跡に創建されたと伝えられていますが、難波高津宮があった場所には諸説あります。
現在、難波宮の遺跡が発掘された上町台地の法円坂一帯とする説が有力ですが、難波高津宮の遺跡は発掘されていません。
ほかにも現在、大阪城のある石山とする説などもあります天治元年(1124年)、崇徳天皇の命により現在の東高津宮の地へ遷座されました。
さらに天正十一年(1583年)、豊臣秀吉の大阪城築城に際し、東高津宮から現在地へ遷座しました。
当地にはもともと比売古曽社が鎮座していましたが、比売古曽社は現在、高津宮の摂社として高津宮の境内に鎮座しています。
ご祭神
本座・仁徳天皇
左座・応神天皇(仁徳天皇の父)、仲哀天皇(仁徳天皇の祖父)、神功皇后(仁徳天皇の祖母)
右座・履中天皇(仁徳天皇の長子)、葦姫皇后(仁徳天皇の后)
主なご利益
平穏安寧
家内安全
縁切り
縁結び・恋愛成就
子宝
主な祭礼、行事
1月1日 | 歳旦祭詳細 |
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1月3日 | 元始祭詳細 |
1月15日 | トンド・白菊祭詳細 |
2月3日 | 節分厄除け |
2月11日 | 献梅祭 詳細 |
2月23日 | 天皇陛下誕生祭併的祭 詳細 |
春分の日 | 祖霊祭 |
4月初午日 | |
高倉社初午大祭 詳細 | |
6月11日 | |
比売古曽祭 | |
6月15日 | 白菊祭 |
6月30日 | 大祓 |
7月17日 | |
夏祭 宵宮 詳細 | |
7月18日 | 夏祭 本宮 詳細 |
秋分の日 | |
祖霊祭 | |
10月17日 | 宵祭 |
10月18日 | 秋祭併敬老祭 |
11月1日 | 高倉社御火焚祭 詳細 |
11月11日 | 比売古曽祭 |
11月15日 | 七五三祭(11月中) |
11月23日 | 新穀感謝祭 |
12月23日 | 天長祭 |
12月31日 | 大祓併除夜祭 |
毎月1日・15日 | 月次祭 湯立神事 |
毎月午の日 | 稲荷神社月次祭 |
4月上旬 | 高津宮桜まつり |
御朱印
あり
行き方・アクセス
電車・バスでの行き方
地下鉄「谷町九丁目」駅下車、 2番出口より徒歩5分
車での行き方・駐車場
駐車場はありません。近隣のコインパーキングをご利用ください。
境内の紹介
境内には今も落語の寄席や文楽などがおこなれている参集殿「高津の富亭」や、五代目桂文枝の石碑など古典落語、文楽ゆかりの施設があります。
また境内や隣接する高津公園には桜が多く植えられており、桜の季節には美しく咲き乱れます。