熊野田八坂神社

熊野田八坂神社

熊野田八坂神社の基本情報

豊中市の東部「熊野町」にある神社です。

大変由緒ある神社でその歴史は1000年以上です。

御祭神は春日神社や利倉春日神社と同じく素戔嗚命(スサノオノミコト)で、秋の大祭では獅子頭を用いた獅子神事が行われます。

三島由紀夫の小説「愛の渇き」にも当神社の獅子神事が登場することでも有名です。

2週間ほど江村家に滞在して周辺の取材をした三島は、同日に開催された原田神社と八坂神社の祭の両方を見て、「これで小説が何とかなりそうだ」と従弟の江村宏一(重子の長男)に語っていたという

愛の渇き – Wikipedia

また瘡(梅毒)の神として全国から参拝者が多くあったとも伝えられています。

正式名称八坂神社(やさかじんじゃ)
英)Yasaka Shrine
通称熊野田八坂神社
熊野八坂神社
所在地〒560-0014
大阪府豊中市熊野町3丁目10−1
電話06-6852-0014
参拝時間(開閉門)常時開放
授与所受付時間日中
定休日なし
公式サイトなし
神社めぐり

由緒・歴史

創建長徳2年(986年)
ご祭神素盞嗚尊(スサノオノミコト)
旧社格村社
主な御利益病気平癒・健康長寿
厄除け
総本社

長徳2年(986年)に花山法皇が諸国を巡拝していた祭、この地の地形が紀州熊野に似ていたことから、河内国石川寺(叡福寺)の僧「佛眼上人」に命じ熊野権現を祀ったことに始まります。

当神社の上座には同じく、花山法皇・仏眼上人が創建した宝珠寺(ほうじゅじ)があります。

宝珠寺の山号は「熊野代山」で、熊野に模して神仏習合の祀場を造営したとされています。

八坂神社のもともとの社名は葛上神祠(くずかみかんじ)でしたが、弘治2年(1556年)に牛頭天王社と名を変えました。

さらに明治3年(1871年)の神仏分離政策により現社名の八坂神社となりました。

この地域の地名「熊野町(旧 熊野田)」はこの由来から来ています。

主な祭礼、行事

毎年10月の第1土曜日に行われる秋祭では、豊中市指定無形民俗文化財にも登録されている「獅子神事祭」が行われます。

獅子神事で用いられる獅子頭は承暦2年(1078年)に紀州熊野権現の獅子頭を模造したものとも言われています。

また秋祭で用いられる台額は豊中市有形民俗文化財として登録されています。

御朱印

こちが熊野田八坂神社の御朱印です。

初穂料は300円です。

行き方・アクセス

電車・バスでの行き方

最寄り駅は北大阪急行「桃山台駅」ですが、駅からは徒歩で20分くらいかかります。

駅前からバスが出ており、阪急バス20・21・23・25系統に乗り、バス停「熊野町東」下車。

バス停より徒歩5分です。

車での行き方・駐車場

豊中市立第十五中学校のお向かいにあります。

駐車場はありませんが、神社の横にコインパーキングがあります。

料金は8:00~20:00は30分200円(夜間は60分100円)、最大料金は入庫後12時間500円です。

摂末社

境内末社は愛宕社と龍神宮です。

左奥が愛宕社、右手前が龍神宮です。

白滝稲荷社

八坂神社の境外末社です。

八坂神社より南西へ500mほど行った天竺川沿いにある小さな神社です。

祠のように小さいですが、しっかりと赤鳥居、手水舎、社殿があります。

ご祭神稲荷大明神
主なご利益五穀豊穣