南長柄八幡宮

南長柄八幡宮の基本情報

天神橋筋六丁目駅の北東から大川の間に広がる大阪市北区の長柄地区にある神社です。

主祭神は武士の神様として有名な「応神天皇」です。

平安時代以前から続く由緒ある神社ながら明治には豊崎神社に合祀され、戦後に復活するという珍しい由緒を持つ神社です。

非常に小さな神社で普段は住宅街や商店、中小企業が立ち並ぶ街中に埋もれていますが、年2回の夏祭りと秋祭りの時期にはこの付近に多数の露天が出店し通りは一変します。

櫓ではこの地域ならではのだんじり囃子「長柄囃子」に合わせて多くの人が踊るなど非常に盛大なお祭りが地元住民によって開催されています。

正式名称南長柄八幡宮(みなみながらはちまんぐう)
英)Minaminagara Hachimangu
通称
所在地〒531-0062
大阪府大阪市北区長柄中1丁目4−25
電話06-6371-5264(豊崎神社
参拝時間(開閉門)常時開放
社務所・授与所受付時間神職さんは基本的に不在
御朱印やご祈祷などは豊崎神社にて受付
公式サイトなど
創建不詳
旧社格村社
系列・信仰八幡信仰
神社めぐり

由緒・歴史

創建は不詳ですが、承徳2年(1098年)に作成された難波八十八島の古地図にも記されているとのことで長い歴史を持つ古社です。

もともとは現在地より少し東にある鶴満寺公園の地にあり、広大な境内に松、楠、榎、椋などが生い茂る立派な神社だったそうです。

織田信長と石山本願寺との戦では重要な戦略拠点として活用されており、境内に兵糧を備蓄するための古い土蔵を信長が建てたという伝承もあります。

江戸時代には1774年(延享元年)、境内の松に鶴が巣をかけて子育てを始め、珍しい光景を見に多くの人が訪れたそうです。

そのため「鶴の八幡宮」とも呼ばれており、現在でも鶴のイラストが入ったかわいい御守をいただけます。

明治に入ると政府による神社整理政策の中、明治41年に南長柄八幡宮は豊崎神社へ合祀され、南長柄八幡宮はいったん姿を消すこととなりました。

戦後になり地元住民たちの間で八幡さんにお戻りいただこうという機運が高まり、1955年、現在の地へ社殿・社務所が再建され復活を遂げることとなりました。

ご祭神

主祭神:応神天皇

配祀神:宇迦之御魂神(ウカノミタマ)、佐田彦神(サタヒコ)、大宮能賣神(オオミヤノメ)

合祀神:事代主神(コトシロヌシ)

主なご利益

出世開運
武運長久

主な祭礼、行事

日程行事
1月1日~3日歳旦祭
2月3日節分祭
7月初旬の土日夏祭
10月初旬の日曜秋祭

御朱印

あり(豊崎神社にて受付)

行き方・アクセス

電車・バスでの行き方

天神橋筋六丁目駅より徒歩約4分

車での行き方・駐車場

駐車場はありませんので近隣のコインパーキングを利用しましょう。

摂末社

境内に摂末社はありません。