つつじの杜 春日神社(宮山町)

つつじの杜 春日神社

春日神社の基本情報

豊中市北部、宮山町にある春日神社です。

春日大神を祀っており、奈良の春日大社を総本社としています。

神社の北側にはつつじ園があり、毎年見頃の4月中旬には大勢の見物客で賑わい、「つつじの杜」と呼ばれています。

境内には桜もあるので、桜の季節には大変彩り鮮やかな美しい景色を楽しめます。

境内末社の薬師社には豊中市指定有形文化財である「木像漆箔薬師如来座像」が安置されています。

正式名称春日神社(かすがじんじゃ)
英)Kasuga Shrine
通称つつじの杜
所在地〒560-0056
大阪府豊中市宮山町1-10-1
電話06-6852-4735
参拝時間(開閉門)常時開放
授与所受付時間9:00~17:00
公式サイトhttps://kasugajinnja.jimdofree.com/
神社めぐり

由緒・歴史

創建不詳
ご祭神天照皇大神(あまてらすおおかみ)
天児屋根命(あめのこやねのみこと)
武甕槌大神(たけみかつちのおおかみ)
旧社格村社
主な御利益家内安全
交通安全
文武成就
子孫長福
総本社春日大社

創建は不詳ですが、承和2年(835年)に社殿の修繕をしたと伝えられており、それ以前には神社として成立していたと考えられます。

平安時代、このあたりには奈良の春日大社の荘園が広がっており、春日神社は千里川上流域の桜井郷の鎮守として祀られていました。

室町時代には、足利尊氏の北朝と京都から吉野に逃れた後醍醐天皇の覇権争いを発端とし、1336年から1392年まで57年間続いた「南北朝内乱」が起こりました。

この兵火により社殿は焼失しましたが、文明15年(1483年)には社殿が再建されました。

しかし永正6年(1509年)、室町幕府10代将軍足利義稙に社領を半減させられ、戦国時代には織田信長に謀反を起こした荒木村重の乱により社殿はまたも焼失するなど、次第に荒廃していきました。

現在の社殿は、江戸時代の慶安3年(1650年)、当時の領主であった武蔵国岡部藩安部信盛によって再建されたものです。

主な祭礼、行事

日程行事
1月1日歳旦祭
1月15日とんど焼き
左義長(さぎちょう)
2月3日節分祭
4月上旬春祭
英霊慰霊祭
つつじ園開園
6月30日夏越大祓
7月12日夏祭
8月24日地蔵盆
10月12日例大祭(秋祭)
10月1日~11月30日七五三祭
12月31日大祓(年越し)
除夜祭

御朱印

当神社は御朱印はありません。

行き方・アクセス

電車・バスでの行き方

一番近い駅は大阪モノレール「柴原阪大前駅」ですが、駅から徒歩だと16分ほどかかります。

バスもあるにはありますが本数が少なく実用的ではありません。

電車とバスで行くなら、阪急宝塚線「豊中駅」か、北大阪急行「千里中央駅」からバスに乗るといいです。

豊中駅からなら40系統「千里中央行き」、千里中央駅からなら41、43、44系統「豊中行き」に乗り、停留所「宮山」下車すぐです。

車での行き方・駐車場

無料駐車場26台分完備。

大阪中央環状線 桜の町交差点を北へ700mほど進むと、左手に春日神社の鳥居が見えます。

鳥居を超えてすぐ左折すると参拝者用駐車場があります。

このような広い駐車場があります。

摂末社

社殿の左手にあるこの階段の上に境内末社があります。

天神社

学問の神「菅原道真」を祀っている天神社です。

ご祭神菅原道真
主なご利益学業成就

稲荷社

赤鳥居が印象的な稲荷社です。

ご祭神豊受姫大神
宇賀魂大神
火産大神
主なご利益商売繁盛
五穀豊穣
厄除消除

山神社

素戔嗚命を祀っている山神社です。

ご祭神素戔嗚命
主なご利益厄除開運
勝利開運
方除

地蔵尊

神仏習合が色濃く残る当神社ではお地蔵様も祀られています。

ご祭神
主なご利益縁結び
子育て
夫婦円満
子孫繁栄
五穀豊穣

大山津見社

山・海・酒の神「大山津見大神」を祀っている祠です。

ご祭神大山津見大神
主なご利益山林守護
漁業守護
病気平癒・健康長寿

薬師社

こちらが薬師如来を祀る薬師社です。

薬師如来は大乗仏教における一尊ですが、医薬の神様という共通点から神道での少彦名命と同一視されています。

薬師社には豊中市有形文化財である薬師如来坐像が祀られています。

ご祭神薬師如来(少彦名尊)
主なご利益病気平癒
無病息災
子授け・安産・子育て